短編小説
□谷口の想い出。
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俺が涼宮ハルヒと出会ったのは中1の時だ。
教室に入った時、一目で惚れた。
そこには、今まで見たどんな女よりも美人がいたからな。
そして俺は即告白だ!
5月の半ば、晴れて涼宮の初彼になる事が出来た。
しかし。
「それでさ〜、涼宮。」
「…あんた、つまんない。」
「…はい?」
つまんないって…、これでも俺、クラスではお笑いキャラを確立してるんだぜ?
「そういう意味じゃなくて!あんたの“面白い”は普通なの!私、普通の人間を相手にしているヒマはないんだから!」
「おい、何だよそれ?」
「ふんっ!」
意味の分からないまま、5分で俺は玉砕した。