短編小説

□秋桜
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これは後日談になるのだが。

「さあ、今日の活動はこれで終了!皆っ、帰るわよ!」

ハルヒが活動終了の合図をすれば、長門は本を閉じ、朝比奈さんは着替えをする。

俺と古泉は部屋を出て女子達を待つのだが…

長門の本、もっと言えば長門が使っている栞に目が行った。

「長門、それ……」

「……栞にしてみた。」

これなら枯れない、と長門は言う。

気に入ってくれたようで何よりだ。

「キョン、早く外に出なさい!……何ニヤニヤしてるのよ?」

「い、いや、何でもないぞ!」

素早く部室の外に出たのだが、緩んだ頬が元に戻るまではもう少し時間がかかるようだ。

朝比奈さんの着替えが終わるまでには戻るといいのだが。
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