短編小説
□喜緑江美里の分際
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そこで、私の思考は遮られた。背後から、誰かが「おい。」と声を掛けてきたからだった。
「会長………」
そう。ここは生徒会室だったのだ。
「お前、別に今日は来なくてもよかったんだぞ。何もねぇし。っていうかもう6時になるぞ。」
6時…そうか、今は放課後でした。
考え事をすると周りが見えなくなるのは、私の悪い癖ですね。
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