蒼穹[連]

□仇.非情な漢
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舞台は変わり、


日本の某所。







「弥吉(やきち)、
奴等の動きに変化はあったか?」



「はは。
空乃介が若狭に戻って来た模様で。」



弥吉の言葉を聞き、
男はニヤリと嗤った。

「ふっ。
我等の策略が読まれたか。
まぁ、そうでないと戦は面白く無い。

戦い甲斐がある相手こそ、
倒し甲斐があると云うものだ。 のう弥吉。」


「その通りに御座います。
それより次の手は如何致しましょう。」


「まぁそう焦るな。
じわじわ責めたいのだ。
あの斯波が落ちる姿をじっくりと見たいのだ。
は−はっはっは!!!」




其の者が放つ低き声は、
空乃介が見つめていた蒼き空に響き渡った。


声から伝わる其の者の黒き氣に、

数尺離れた烏は地に其の身を落とした。









―続く









短くてすいません!


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