Short story
□Morning coal
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―am 7:30―
「起きて下さい!阿散井副隊長!」
いつものように六番隊副隊長阿散井恋次の自室にはそんな声が響き渡る。
「いつも起こしに行く私の身にもなって下さい」
「ん〜…」
恋次は頭をガシガシとかきながら重たい体を起こす。
目の前にはいつも起こしに来てくれる片思い中の彼女。
寝坊ばかりする恋次の事を考えて、白哉が彼女に毎朝起こしに行ってやってほしい、と頼んだのだ。
「また朽木隊長に怒られますよ?」
「…あぁ…」
朝が苦手な恋次にとっては彼女のMorning coalは唯一の救いだ。