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□告白
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―跡部バージョン―
「また間違ってる。」
「はーい。」
「…まただ。」
「はいはい。」
「…何でこんな問題すら、わかんねぇんだよ。」
「私は跡部とは違うんだから、しょうがないって。」
「あぁん?俺は何でもわかる、って言いたいのか?」
「そうでしょ?氷帝学園生徒会長、テニス部部長さん?」
「…バカにしてんのか。」
「さっきまで私をバカにしてたのは誰よ。」
「ちっ…」
「舌打ちしない。」
「…俺にだって、わかんねぇもんはあるんだよ。」
「へぇ?あるんだ?例えば?」
「…何でこの俺様が、お前の傍にいたいって思うのか。
お前が俺をどう思ってるのか。」
「…バカ…」
「…お前にだけなら、こんな気持ちになってやってもいいぜ。」
「素直に言いなよ。」
「好きだ。」
「ッ!?」
「好きだ。俺と付き合え。」
(何で命令形?)(断るのか?あぁん?)(…跡部のドS…)(最高の褒め言葉だな)