『えっ、何これは？新しい嫌が
らせですかそれとも不器用な愛
情表現ですかこのヤロー』　　


長期の任務から帰って来たら部
屋がパーティー開いてるよクラ
ッカー鳴りそうなパーティーだ
よ嫌がらせか愛情表現か　　　

そんなのわかりきってるけどね
誰がやったか何の為か　　　　




『アレン』　　　　　　　　　
「あぁ、帰ってたんですか」　
『あれか。そんなに私に帰って
来てほしくないってか、私が嫌
いってか』　　　　　　　　　
「何言ってるんですか。任務に
行って頭がアレになりましたか
なっちゃいましたか」　　　　
『アレって言われてわかる私が
悲しいが、アレって言うアレン
が憎いわ』　　　　　　　　　
「頭がアレなんだから仕方ない
んじゃないですか。治したいな
ら病院行って下さい精神科に」
『ちょ、おま、ホントムカつく
なアレン』　　　　　　　　　


そんな私はこいつに嫌われるよ
うな事したのか、あれか、リナ
リーを私が独り占めした時のを
まだ根に持ってんのか　　　　

ってかノンキに昼飯食うなよ　
こっちは帰って来て部屋がパー
ティーしてるからまだ愛しのベ
ットにinしてねぇんだよ　　　


『ホントお願いだからさ部屋を
片付けてほしいんだけど、眠い
んだよね疲れてるんだよね』　
「部屋？何の事ですかやっぱり
頭がアレなんじゃないですか」
『部屋が勝手にパーティーして
んだよクラッカー鳴らしてんだ
よ』　　　　　　　　　　　　
「…………………あぁ」　　　
『何今の間は。なんだそれすら
忘れてるってかクラッカー忘れ
てたってわけなのか』　　　　
「パーティーするつもりなんで
すよ。良い場所が見当たらなか
ったので使ってるんですよ」　
『嫌がらせかやっぱりそこまで
私が嫌いなのか』　　　　　　


もうやめだ相手にしない方が私
の安全が確認される　　　　　
あれだ、神田のようにラビをス
ルーするかのようにすればいい
んだ、あれだ、そうこれだ　　
これからはアレンをスルーだ　






















「今日はアナタの誕生日でしょ
う？」　　　　　　　　　　　



















不器用な　　　　
　　　キミが好き





『えっ、私の誕生日？』　　　
「忘れてたんですかアナタは」
『あ、そういえば…』　　　　
「今夜の六時にパーティーやり
ますよ。アナタに想いを伝えた
いですから、二人きりで」