月華の戀語り2
□女神の行方
1ページ/13ページ
※『女神の絵本』の続編です。
『女王陛下〜、生きとるか〜・・?』
「アモンか・・・・本当に久しぶりだね。・・・・・駄目じゃない、こんなところに来たら。お前まで、罪を被ってしまうよ?」
『地獄の侯爵に罪被せる奴がいんならおうてみたいわ。』
「クスクスッ・・・・それもそうだね。」
地獄の一室・・・・【煉獄の間】。
そこに繋がれて、いつものように炎に焼かれるアレンを、アモンは100000年ぶりに訪ねてきた。
アレンは焼き焦げた手でアモンの顎を撫でてやる。
そうすれば、アモンは嬉しそうに喉を鳴らした・・・・。
『煉獄の刑は終わった。水獄の刑もや。』
「そう・・・・」
『108の悪魔も生まれたんや。女王陛下の刑罰は、残り一つになった。』
「そっか・・・・」
→