月華の戀語り2
□滑稽な花園
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それは、本当に僕の落ち度だと思う。
その日、ソカロ元帥とラビで任務に来ていた僕は、女の子と云うことで宿は別室になった。
ラビは、ソカロはいびきが煩いとの評判らしくて嫌がっていたが、しかし部屋はニ部屋しか取れなかったので仕方ない。
取りあえずは耳栓をして夜は寝ることで治まると、その後はすぐに夕食になった。
宿の階下にある食堂で食事は取ることになり、僕ら3人は別々にご飯を取った。
もし何かあった時、3人まとめて倒れるのは避けるのがいいらしい。
犠牲者は一人でいい
何とも現実味のある配慮である。
アレンは、最後に食べることになってラビの迎えで食堂に行くと、彼が部屋に戻ると同時に大量のメニューを注文した。
料理を作ってくれていたのは、かなり若い男性で、どうやらここの息子らしい。
旅の話や日常の話、彼の家族の話を沢山した。
そして、食事が一通り終わったので部屋に戻ったのである。
そして、その後それは起きた。
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