月華の戀語り2

□禁止領域 4
1ページ/10ページ








「破滅ノ爪-エッジエンド-!!」




ドガァァァンッ!!




『姫・・・様・・・何故・・・!』

「僕は・・・もう、ノアには戻らないと決めたから。」

『姫様・・・貴女は・・・間違っている・・・・!』

「間違っていても・・・僕はこの道を進むだけ!!!」

『ギャアアァァァァァッ!!!』





レベル4のアクマを剣で貫き殺すアレン。

他のアクマはクロスの銃弾によって一発で破壊され、その場は静寂を取り戻す・・・。


銃をしまったクロスは、剣化している腕を戻しているアレンに歩み寄る。

アレンは・・・泣いていた。


それを彼は優しく抱き締めて、涙を拭った。





「僕は・・・貴方と一緒に歩くって決めましたっ・・・」

「ああ・・・」

「でもっ・・・時々、その決意が揺らぐ時があるんですっ」

「・・・・・・・・。」

「間違っているって・・・・かつての仲間だった筈のアクマに言われると、わかっていたことなのに揺らぐんです!!;;」

「・・・・・それを決めたのはお前だ。茨の道でも進むことを決意させたのは、オレではない。」

「はいっ・・・」

「それでも辛くなる時はある。その時はオレに抱き締められていろ。」

「はいっ・・・!」


次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ