月華の戀語り2
□神様の願い事(暗転編)
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『アレン・・・
アレン・・・
私の声を聞け・・・
アレン・・・・・・・・神の選んだ適合者・・・・』
「・・・・・・?リンク、今呼びました?」
「私は呼んでいません。」
「・・・・・・??そう??」
任務から帰ってきて食堂で食事をしていた時、ふと聞こえてきた声。
それは何かがカバーのように音を塞いでいる声で・・・・
言ってみれば、マイクからするノイズ入りの声だ。
リンクが違うというので、気のせいかと食事を済ませて立ち上がった。
すると、また・・・・
『アレン・・・・
お前なら、私の声が聞こえる筈だ・・・・』
「・・・・・・誰の声??」
「ウォーカー、ふざけるのもいい加減に」
「ふざけてません!誰!?誰の声ですか!?」
『私は・・・・ジャッジメント・・・・・・・断罪者・・・・・・・クロス・マリアンの・・・・イノセンス・・・・』
「師匠の・・・イノセンス・・・・!?;;」
名乗るその声は、まるで頭に直接響いてくるような朧な声。
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