月華の戀語り1
□銀の薔薇、純白の女神
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「どこにも行かないで下さい。」
そう言って師匠にしがみついているリナリーと、それに見惚れて動けなくなっている師匠を見た時・・・・・・・僕は、どうしようもない殺意にかられてしまった。
そうですか・・・・・
そうですか、師匠!!
貴方はリナリーのような小娘でもいいんですか!!
なら僕だってっ・・・・・・貴方を誘惑する権利がありますよね!?(どんな権利だ!?)
ごめんなさい、マナ。
でももう我慢出来ません!!
僕だって女なんです!!
好きな人が奪われそうなら、もう正体ばらしたっていいですよね!!?
アレンは、クロスとリナリーの花咲く空間を半泣きで睨みながら、クスクスと笑うのであった。
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