月華の戀語り1

□夢幻の楽園(エデン)
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クロスのものになったアレン。

とりあえず翌日、お腹が空いたので食堂に彼女は行こうとしたが・・・・・・クロスから駄目だし。




「お前、自分の姿を見て何も思わないのか?」


「・・・・・・醜いです。」


「・・・・・・・・。」


「え?違うんですか?」


「お前に聞いたオレが馬鹿だったな。」


「ちょっ・・・・なんですかそれぇ!」



クロスはアレンの自分の過小評価にため息が出そうだった。



どこをどう見ても、絶世の美女と疑わない容姿をしたアレン。


おまけに出るとこは出た体をしていて、抱けば至上の名器である。


クロスはため息を殺しながら、彼女の手を取った。




「とりあえずお前はここにいろ。オレが酒のつまみのついでに頼んできてやる。」


「え?別にいいのに・・・・」


「とにかく大人しくしていろ。」


「はい・・・・」



クロスのことだから何か考えがあるのだろう・・・・・


アレンは大人しく従うと、クロスが言ってしまうと同時にベッドに倒れた。




昨夜・・・・・自分は師と結ばれた。

けれど自分よりも、リナリーの存在を気にしていたアレンは、未だなんとも言えない気持ちになっていた。



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