月華の戀語り1
□ほろ苦い、甘い唇の女神
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とある日の黒の教団・・・・
アレンの部屋では、どこから持ち出したのやら、チョコレート菓子や他の色々な菓子のレシピ本が無造作に積み重なっていた。
そんな山の中で、アレンは一人で本を読んで模索中・・・・・
「バレンタイン・・・・・」
「ウォーカー、ここは教団だ。そんな行事に構っている場合じゃないぞ。」
アレンの横で、ルベリエと一緒になって何故か菓子の本を眺めているリンク。
そんな彼の注意に、アレンはアッサリどキツイセリフ。
「うざいんですよ、クソリンク。僕はマジで今真剣に考えている最中なんですから、大人しく長官の蛇男とケーキでも食べてて下さい。」
「くっ・・・・!!lll;;君は本当に口が悪いぞ!?」
「ああもう本当にうるさい!!僕はお菓子なんて作れないから本気で悩んでるんですよ!?」
「・・・・・・は?」
「おや?ウォーカー嬢は菓子作りをしないのかね?」
「しないんじゃなくて、料理自体苦手で出来ないんです。♯僕卵焼きもまともに出来ないんですよ・・・・・・?(泣)そんな人間に、どう作れっていうんですか!!」
「た・・・・卵焼きもか・・・・?;;」
「ええ・・・・。♯」
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