月華の戀語り1

□ほろ苦い、甘い唇の女神
1ページ/14ページ








とある日の黒の教団・・・・




アレンの部屋では、どこから持ち出したのやら、チョコレート菓子や他の色々な菓子のレシピ本が無造作に積み重なっていた。


そんな山の中で、アレンは一人で本を読んで模索中・・・・・




「バレンタイン・・・・・」



「ウォーカー、ここは教団だ。そんな行事に構っている場合じゃないぞ。」


アレンの横で、ルベリエと一緒になって何故か菓子の本を眺めているリンク。


そんな彼の注意に、アレンはアッサリどキツイセリフ。




「うざいんですよ、クソリンク。僕はマジで今真剣に考えている最中なんですから、大人しく長官の蛇男とケーキでも食べてて下さい。」

「くっ・・・・!!lll;;君は本当に口が悪いぞ!?」

「ああもう本当にうるさい!!僕はお菓子なんて作れないから本気で悩んでるんですよ!?」



「・・・・・・は?」


「おや?ウォーカー嬢は菓子作りをしないのかね?」


「しないんじゃなくて、料理自体苦手で出来ないんです。♯僕卵焼きもまともに出来ないんですよ・・・・・・?(泣)そんな人間に、どう作れっていうんですか!!」



「た・・・・卵焼きもか・・・・?;;」

「ええ・・・・。♯」



次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ