図書室

□巡り、堕ちる。
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幾つもの記憶の中で
これほど愛したことはあっただろうか。




巡り、堕ちる。






利用させてもらおうと
君に近づいたのに。


心を奪われてしまった僕は


なんて愚かなのでしょう。


偽りの心で愛してしまえば

そう思っていたのですがね。



本当に愛してしまった。

離れたくないほどに
僕のそばにいることを求める君を




いつかは離れてしまう。

輪廻の繰り返し。




嗚呼



巡り、堕ちる。

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