11/04の日記

17:43
からっぽ
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―多分君は僕の中にもう映らない…―
いつも以上にこの歌が身に沁みてくる。智世は、文字通りからっぽになった気がした。

本当に好きな人は、まだ私と繋がっているのに。ううん、「本当に好き」って何なんだろう?
だってこれじゃあ…、あの人のことは本当に好きではなかったみたいじゃないか。

いなくなったあの人と、まだ智世と繋がっている洸治の違うところ。それは、「全てを知ってしまったか」「まだ、何も知らないか」、ただ、それだけなのかもしれない。

いっそのことあの盲腸が悪化して、手術が失敗してくれちゃったりして、こんな気持ちになってしまう前に、お互いがお互いを壊す前に、死んでしまいたかった。
どうせ病気になるなら、思い切りが大切だと智世はつくづく思う。

中途半端に盲腸になんかなったって、良いことがない。最終的に、もしままだ痛くなるようなら、卵巣の病気かもしれないから、産婦人科へ行けと言われた。もう、訳が分からない。だから病院は嫌いだ。それにどうせ、智世は近々産婦人科へ行かなければならない。今また何かを失ったら、本当に病んでしまいそうな気がする。


もう、戻れない。
それなら前に進むしかない。

あいにく、今日の横断歩道は、いつも、青だ。



☆コメント☆
[寝太郎] 11-05 14:34 削除
からっぽ。初期のゆずの曲は若さと苛立ちが交じり合っていい楽曲を残していると思います。

からっぽになったからこそ、次に埋まるものが入る余地も出てくるのではないでしょうか

[たくと。] 11-06 17:26 削除
きっと君を支えてくれる人が現れる
精神的にかなり辛い状況かもしれないけど、今が踏ん張り所
時間かかったとしても必ず乗り越えられる筈

前を向いて一歩…いや、半歩づつでも進もう
歩みを止めず…

君の心に響く事を願う…

[シン] 11-07 18:22 削除
オツカレサマデス。なにも知りえないけどつい出てきたコトバです。

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