ポップン 小説
□図書館に行こう!! 〔ミシェル×D〕
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Dはある楽曲を探して、いろんな書店・音楽店を右往左往していた。
そんなとき、同級生のハヤトからある情報を得る。
「探しものなら、図書館に行ってみなよ」
あまりにそれはDのとって聞きなれない単語だったので思わず聞き返してしまう
「図書館?」
「そう。図書館。」
「はぁ!?なんで図書館なんかに楽曲が
あるんだよ」
Dは生まれてこのかた図書館などというものに一度も行ったことが無い。
「まぁ、そう言わずにさぁ。ミシェルさんの図書館で見つからないものはないから。」
それは、ほんとに図書館か??と、Dは喉元まで出掛かった言葉を飲み込み、
その図書館とやらに行く事にした。
本当は、ハヤトに図書館の場所を書いた紙を渡され半強制的になのだが・・・・。
まぁ、一度くらい行ってみるのも良いか、と思いDは放課後、図書館への道のりを歩いていった。
「ぅわ」
思わず声が漏れる。Dは初めて訪れる図書館にただただ、圧倒されていた。
どこを見渡しても本、本、本。天井まであるんじゃないかと思われるくらい高い本棚が
ズラリと並んでいる。
図書館の外観からは想像もつかないくらい広く感じた。
「げぇっ、シャ、シャンデリア??」
上を見上げれば、ひかえめなデザインではあるが確かにシャンデリアがあった。
図書館ってこんなに高級な場所だったか?と思いつつDは部屋の奥へと進んでいった。
これだけ本があるなら楽曲くらいあるのかもなとDは思った。
少し進んでみたが、これだけの量で、しかも図書館に初めて来るというDに、楽曲がどこにあるかなんて分かるはずもない。
Dは為すすべも無くただ、立ち尽くしていた