×浅き夢×
□×嫉妬×
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『・・・・・・・・』
ただいま昌浩は勉強中・・・・
「・・・・・・・・」
あぁ・・・・目線(殺気)がとてつもなく痛い・・・・
昌浩は溜息をつくと後ろにいる青年に問い掛ける。
『なに・・・・宵藍・・・・』
宵藍と呼ばれた青年は少し拗ねているようにも見て取れた
昌浩はまた一つため息をつけば宵藍と呼んだ青年の隣に座り見つめる。
この青年は平安の時代大陰陽師と名を馳せた安倍清明の式の十二神将が一人青龍であり昌浩の恋人でもある。
「・・・・ちっ」
小さく舌打ちした瞬間
『ちっ・・・・じゃないよね?』
欝すらと昌浩の背後には黒いオーラが・・・・(さすが清明の孫☆)
びくっとなるものの青龍は負けたと言う代わりに昌浩を抱き寄せる。
『・・・・っわぁ//』
咄嗟の事で反応出来ずに昌浩は青龍に抱き着く感じになる。
「今日・・・・騰蛇に・・・・・・・・」
『?紅蓮がどうしたの?』
変なところで鈍い昌浩
青龍は怒るのを通り越して諦め状態に・・・・
『今日昼間・・・・騰蛇に何をされていた。』
今日?昼間?
昼間はいつも紅蓮が学校で護衛をしてくれているため青龍は清明の護衛をしている。
『・・・・・・・・』
思い当たる節がないのか悩み始めた昌浩