二冊目の物語
□4646番、まーむ様キリリク作品。
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酒は
呑んでも
飲まれるな。
幻想界のとある飲み屋。
「ぎぼぢわ゙る゙い゙…………もーダメ。リバースする」突っ伏した白虎が呻いた。「りばーす?……何だか知らんが吐くなら相応の所で吐け」
半ば強引に付き合わされた騰蛇は白虎よりキツめな酒を呑んでいる。しかし、彼は気持ち悪くなるどころかほろ酔いすらしていない。「うっぷ……つかお前、何で酔ってねぇんだよ……」 (それは嫌味か?)
騰蛇は無言で澄んだ液体を呷った。
酒豪の代名詞、ウワバミは蛇の仲間である。