一冊目の物語

□3700番・芙蓉様キリリク作品。
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『ヒーソカ!今日はいい天気ネ!!拙者海に行きたいでゴザルよ』
『あーぁ、何でお前ってンなよく喋るんだ?都筑より五月蝿ェよ』
暑さでぐったりした密はふと相棒に抱き着かれても顔色一つ変えない人物を思い出した。
『騰蛇を見習え。つか、アイツの爪の垢でも飲んどけ』





「って言われたネ……」
「だから何だ?待ち伏せしたのはそれが理由か?坊やが何と言おうが俺にはk」
「関係大有りナリよ!!!!!!」騰蛇を遮ってリコが大声で喚いた。
騰蛇が顔を顰て「喧しい……」と呟く。
「拙者のスイートダーリンはYouを見てたなり!!ヒソカは強い式神が欲しいっていつも言ってるネ!!!!ミーはもう要らないナリヨ!!!!!!」
水系Lv.1の最弱式神は「お払い箱は嫌ナリィイイ!!!!!!」等と叫んでいる。
コイツマジウゼェウルセェという心情が顔にはっきり表れている火系最凶式神は……。
「坊やは火・風系式神と相性が悪い。火系は相性最悪だ」
と、まぁ一応慰め的な何かを言ったのだが、聴いちゃいねぇ。
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