二冊目の物語


□4646番、まーむ様キリリク作品。
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天空城の一角。

「とーだぁ〜コレ美味いよ」「都筑……」
騰蛇にはベロベロに酔った都筑が寄り掛かっていた。ちなみに他の十二神将はそこら辺で潰れていたり、早々に部屋に引き上げていたりする。
「ほらこのお酒、蟒潰しだって、ハハハッ」
「都筑、もうその位にしておけ」
「いーからいーから」
都筑は騰蛇に瓶を押し付ける。
「とぉだも呑めよ〜」
ラッパ飲みし始めた。
「よせ、止めろ」
騰蛇の顔が青ざめる。
「あ〜暑いなぁ……何か暑いよ」
「おい!よせ!!」
脱ぎ始める都筑。
「都筑、服を着ろ」
「何だよぅ暑苦しい恰好してさぁ」
半脱ぎになっていた都筑が騰蛇に標的を変えた。
「ッ……待て……都筑っ…………止めろ!!おい!……都筑……ッ!」

近くで潰れていた筈の白虎が、こっそり前屈みになっていた。
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