一冊目の物語

□1771番・煉様キリリク作品。
2ページ/7ページ

「ご注文は以上でよろしいでしょうか?」
「はい」
店員が去っていく。
「へへへ」
「何を考えているか知らんが、俺は」
「ダメだよ?ちゃんと飲まなきゃ口移s」
「今すぐ黙れ変態」
テーブルの下で弁慶の泣き所を蹴った。
「い゛っ……非道いよ騰蛇」「どちらが非道いか胸に手を当てて聴いてみろ」
「う〜ん……」
「誰が俺の胸だと言った」
さりげなく伸ばされた主人の手をしっかり叩き落としながら唸る。
「ちぇ〜ちょっとふざけただけだよ?」
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ