2008年以降の作品の解説なのです。ライブで順次披露していくので感想ぜひ聴かせてね♪

No.33『海と竪琴』(2009年2月制作)
どうしても決まらなかったタイトルが今決まったのでここに書いてます。最近よく作ってる3連(タタタ、タタタ、タタタ、のリズムね)の曲です。僕にとってこのリズムはきれいなメロディーをつくりやすいようで。
 No.29とNo.30同様、雰囲気のある曲なので、ミスがあるとメチャクチャ目立ちます奏者泣かせですな。 タイトルは歌詞に出てきた『竪琴』と『海』をくっつけただけなんですけどねすると不思議なもので、曲のイメージがはっきりして歌いやすくなったり素敵な偶然。タイトルは重要です。詩情があってとてもいい。『It's time〜』『Moon Light』の系譜です。やっぱ歌詞と曲のマッチングは偶然が多いなあ。そのとき必ずいい曲が生まれる。
 この曲、ぜひ音源にしたいなあ(歌詞は2月7日の日記にアップしてあります)


No.32『アロマ』(2009年1月制作)
2009年の一作目は明るいポップな曲。最近暗い曲ばかりつくっていたので、こういう曲がないとライブでツラいのだ(聴いてる側のことを思うと)。
 ワインの香りの喚起力をテーマにしたこの曲。華やかな香りは飲めばやがて消え去るが空きボトルにはいつまでも残っている・・・その辺をあまり深く突っ込んで考えなくて済むように、さらっと軽く聞き流せるように苦心した。曲に潜む暗さはあくまで隠し味程度に(←やっぱ暗いんじゃん)。
 Aメロ→Bメロ→サビで順調に明るく盛り上がっていく王道的なつくりなんですが(ポップなので)、最後に強引に雰囲気の違うメロディーをぶつけてみてだいぶひねくれてみた。気のせいか、その方がよくまとまってる気がするのね。なんでだろう。
 全体的にさわやかでなおかつカッコいい。佳曲です「陽はまた昇る」から切なさをカットしてリズミックにまとめたような印象。職人芸化してきたな



No.31『氷の世界』(2008年12月制作)
同じタイトルで井上陽水の曲が有名ですね。
 曲はかなり前からできていたのだけれど、歌詞がぴんとこなくて難航した(半年ぐらい放置)。
 マイナー調の速い曲なので、前作に引き続き、ダークな路線でキメたかったのだが、氷の世界で恋人と氷漬けになり、暖かい来世でいずれ溶け出したい、という非現実路線の意味深な曲。。久々に英詩も混ぜた。全体的にメロディーもギターもかっこいい。。(ビートがきっちり出せればの話だが。出るか?修行の成果が)。
 3作連続でダークな美しさを追求したので、そろそろ温かい路線の曲調に戻る予定だ。今年は5曲しか作れなかったが、クオリティーは高いので結構満足してたり。エヘッ


No.30『Moon Light』(2008年9月制作)
今年は遅作ですな。静謐な『眠りの森』と同じリズム・テンポ、同じアルペジオパターンで、ダークなマイナー調の美メロ曲をつくりたかった。Aメロに命かけた。Bメロ、サビは得意の壹晟節。このへんが個性なのかしら。
 闇夜に月明かりが射すという詞のイメージは、曲調と実にマッチ。あなたの愛の灯りが射さない夜はまさに闇だ、という趣旨の内容。たまには相手に求める自己愛的な内容も、素直でかわいいではないか。 『眠りの森』共々秀作だ。。


No.29『眠りの森』(2008年7月制作)
 あっというまにできてしまった(未完の新曲二曲を飛び越えて)。
 作詞もあっという間だった。
 僕には珍しい、『まったく盛り上がらない』静かな曲。シンプルなAーB構成で、高音も使わない。ギターも単調なアルペジオ一辺倒。聴いてる人つまらなくないか?と思うので、派手な曲の間に挟むと効果的かも。アルペジオ地味にうまくなったかも。。
 しかしこういう地味な曲書けるようになったのだなあ・・・
 ちなみに『もうこの世はいやですな。死のう』という思いを『あの森へ帰ろう』という言い回しで美しく表現してみました。音楽って不思議ですね。


 No.28『雨桜』(2008年2月制作)
 タイトル通り桜の歌で、桜は題材としては初トライ。夜桜が好きなので、街灯に照らされた桜を二人で眺める、というラブソング仕立て。しかも前半が暗くてせつなく、湿っているので歌詞中で雨も降らせたり、泣かせたり・・・コテコテですのう。
 『希望の花』系の「しっっとり聴かせる」メロディアス曲なので、ボーカルの出来が鍵だ。
 でもやっぱり桜の曲ってなんか「染み」ますね♪
これも秀作認定。


No.27『陽はまた昇る』(2008年2月制作)
 タイトル通り、当たり前のことを当たり前のようなコード進行(キーもCだし。日本の歌謡曲でもっともよく使われるコード進行だ)にのせて歌う曲なんですが、古くさくありきたりになぜか聴こえない(少なくとも僕には)。妙に新鮮で妙にカッコイイのはメロディーのせいか。明るさもせつなさも十分にあるし。サビの「『楽しい仲間』って君のことだよ ハートがそう告げてる」って変な言い回しだが、この曲だとなんか違和感がない。
 『雨桜』もそうだが、たぶん僕にしか書けない独特さと普遍性がうまく同居できてる気がする。作風が変化してきたかもしれぬ。

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