風雷精火

□第四
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「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!」

巴は逃げていた

・・・前回にもこんなことあったが

気にしないでやってほしい

もちろん、後ろにいるのは魔物だ

「銀孤、動きを止めろ!」

『了解!』

銀孤が小さく呪文を唱えると魔物の足下が凍り付いた

「よっし、いくぞ!」

和馬が雷をまとわせた矢を放つ

なんとか魔物を退治することはできた

・・・・・・が

「まったく、あの子は何をしているんだ・・・今日だけで三回目だ」

「初めは誰だって逃げるって。そういや、巴どこいった・・・?」

「あ・・・・」

気がつくと、魔物に逃げるのに必死になっていた巴が完全に姿を消していた

「・・・探すか」

「まったく、面倒な新入りだな」
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