風雷精火
□第八
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ここからが重要な段階
ここで失敗してしまえば
今までの苦労は全て水の泡になってしまう
博斗は恐る恐る、慎重に二つの液体を混ぜ合わせた
「班長・・・」
「話しかけるな・・・!」
もし、成功ならば
この赤色の液体と青色の液体は黄色の液体に変化するはずだ
しかし・・・
ドカーーーーン!!!!!!!!!!
下の方から大きな爆発音が聞こえた
「あー・・・兄さんまたやったなぁ・・・」
「んぁ?」
丁度ご飯時だった
巴は口に大量にご飯を詰め込んでいる
「ほうひたんら?」(どうしたんだ?)
「口にものを入れて喋るな。ちょっと行ってくる・・・」
莢斗は食事を進める手を止め、地下室に向かった