布団

□空を裂くように飛べ
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運命。



もしこの言葉が存在するのだとしたら、俺は君との出会いをそう呼びたい。
この世界の中で君と出会い、知り合い、そして愛し合った奇跡を運命と呼びたい。



君が望むなら、いくらでも一緒にいるさ。
そうだな、草むらに寝転んで、満天の星空を見上げられたなら最高だ。
シリアルをすくいながら、おしゃべりをするのもいい。



「君が望むなら」って、望まなくても一緒にいるけどな。



君が笑ってくれるなら、俺はそれでいいんだ。



他に、何もいらない。



怒っている時は、サンドバッグの代わりをしてやる。
泣いている時は、そっと抱き締めてやる。
どうしようもない時は、手を引いて導いてやる。



俺は男だから、これくらい朝飯前さ。



だから俺は、今日も君のために、君に会いに空を駆けるんだ。



空を裂くように飛べ



君がいるから、俺は俺でいられるんさ。




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