布団
□不器用な君に贈る
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あなたが誰よりも泣き虫で、寂しがり屋で、純粋で、優しくて、そして不器用なことを私は知っています。
その不器用な優しさのために、自分の気持ちを二の舞にして意見を口に出せず、素直な考えが相手に伝わらなくて、あなたがいつももどかしい思いをしているのも知っています。
他人の痛みをわかるからこそ傷付かせたくない、他人より痛みに敏感だからこそ傷付きたくないという矛盾を生み出す自分が許せなくて、あなたが一人葛藤しているのも知っています。
ちっぽけでいいんです。
情けなくていいんです。
強くなくていいんです。
頑張らなくていいんです。
無理をしなくていいんです。
馬鹿でいいんです。
冷静でなくていいんです。
あなたが１人で全てを背負いこんで、肩を震わせている姿を見るのが、私は１番辛い。
だからあなたに向けて、せめてものメッセージを送ります。
不器用な君に贈る
このささやかな言葉に気付いてくれることを願って。