企画/お題
□微笑む二人
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白い毛並み
千切れるんじゃないかと思うくらい降ってる短い尻尾
キラキラ輝いてる瞳
「…可愛いなぁ」
「何が?」
・・・・・!?
「どゎっ!?シアンくんいつから!?」
「結構前から…」
いきなり横に現れた彼に驚いて、近くの電柱柱にぶつかりそうになった。
驚かせた本人は
『捨て犬かぁ…。雑種かな?』
などと言って、今まで私が見ていた仔犬を抱き上げた
「あぁ!?私のポチがっ!!」
「お前のじゃないだろ。しかも、ポチかよ」
「ポチを馬鹿にしないでよ!!」
「いや、今の時代ポチって」
「なに?」
「ひねりがなくて、つまらない」
「なんでぇ!?」
『じゃぁ、例えばどんなの?』と聞くと
彼は"ポチ"を自分の目の高さまで持っていき『んー…』と考えた