Novel 1

□口受
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その行為自体は、多分初めてではない。
何度か教えたことはあったと思うし、大石も積極的ではないが拒否もしなかった。
ベルトをはずし、ファスナーを口を使って器用におろすと
すでに勃ち上がっているモノを取り出す。
両手の指で支えて顔を近づけ、舌先を伸ばすとそっと触れる。

絡めるように舌を使うと舐めるたびにびちゃ、と卑猥な音がする。
そのたびにびくんと躰を揺らすオレの反応を見て、
いったん舌を離すと迷わず口に含んだ。
「・・もっと奥まで」
大石の頤に手を沿え、もう少し口を開けるように言うと、思い切り開いた口の奥に
オレのモノを迎え入れる。

下から舐めあげるように舌を使い、優しく歯を立てることも自分が教えた。
口をいっぱいにしているせいか、くぐもった荒い呼吸が耳に届く。


息が苦しいのか大石の目にうっすらと涙がにじんでいる。
「んっ・・上手・・・・」
髪を撫でている指に力が入る。・・つま先が快感に細かく震える。


・・・このままじゃまずいかも。



「・・も、いいよ。離し・・」
限界まで膨れ上がりイキそうになるのを何とか堪えると、大石の口腔を
解放しようと頬に手を伸ばす。
が、逆に大石の両腕がオレの腰を抱くように回され、さらに必死で舌を動かし
俺のモノを追い込んでいく。
「馬っ・・鹿・っ・!!大石、離・・せっ・・て!!」
この先は教えてないぞ。飲ませるのは酷かな、といつも躊躇してたし。




「・・・・・つっ!!」
大石の喉の奥まで銜え込ませ、衝き立てたその先端を歯が少し強く噛んだ。
その瞬間、限界だったモノが弾けて生温い白濁の液を口内にぶちまける。


腰を抱いている大石の腕は離れず、びくびくと動く腰を
いっそう強く抱こうと力が込められる。


・・・腰が抜けそうだ。
あまりにも気持ちよくて。
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