小説
□冬華
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「でっきた〜!!」
「できた……。」
そこには超キレイなトリュフと……………何やら訳の分からない物体があった。
さぁここで問題問題です!
どっちが私の作品でしょう〜
正解は、何やら訳の分からない物体で〜す!!
「あぁ…毎年毎年…何でこうなるのかなぁ…。」
私がチョコを作ると、力が入りすぎてボールにヒビが入るし、ゴムベラはおれちゃうし……。
「ま、まぁ形はともかく、味だよ味!ちゃんと甘ぁ〜くしたの??」
「うん。一応砂糖大さじ6杯…。」
「よしっそんだけ砂糖入ってれば問題ないでしょ!!」
そう。愁也は重度の甘党で、しかもかなりのお菓子通。まぁ『通』って言ってもお菓子にうるさいだけだけどね。
「よし…あとはラッピングか……ってあれ?そっちのチョコ、かなり力はいってるよね。ていうか、チョコケーキ?」
「ん?こっち?こっちはまぁ、試作品かな☆」
試作品!?こんな立派なのが!!?
「これ、見るからに本命でしょ〜??誰にあげるのさ〜〜」
「う、うるさいなぁ///誰でも良いじゃん!!」