小説
□冬華
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あの出来事があってから、愁也ともまともに顔を合わせられずに………
3ヶ月が経った。
経ちすぎ??
まぁそれは、お話の関係なのだよ。
世はまさしくバレンタイン一色。
どこに行ってもピンク色。
ハートの飾りがよく目立つなぁ……。
「佳〜代っ!佳代!!………………佳代ったら!!!!!!」
「ぅえ?あ、何??」
「もぉ〜〜。だからバレンタインのチョコ、うちで作るんでしょ?いつにする??って言ってるの!」
「ちょっと、チョコって誰の為に「え?だって愁也に毎年渡してるじゃん。『義理』って口実で☆」あのねぇ…口実じゃなくて、事実なの!!」
「フフ…分かった分かった!で、その義理チョコはいつ作る??バレンタインもうすぐだけど……」
「もうすぐなら明日作っちゃえば良いんじゃない??」
「そっか。じゃあ明日の放課後チョコ買いに行こ!」
「はいはい……(汗)」