渦巻
□Eternity
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「もう、行かれるのですか」
分かっていながら、聞いてしまう。その後悲しみにうちひしがれるのは己自身だというのに。
「そう、悲しい顔をするな、必ずまた会いにくる」
「俺は、守れない約束はしたくありません」
そう、この世界は何があるのか分からないから。
「そうか、でも」
イタチはネジの耳元に唇を付けて、囁いた。
「 。」
「!!!///だからっ」
ネジが反論しようとしたのを指を当て、止めた。
「ではな。」
そして、風のごとく去っていった。
残ったのは、顔を真っ赤に染め上げたネジだった。
『――どんなことがあろうと、俺は一生お前を愛そう――』
*