小説 (銀魂関連)

□(★1)海 《如李》
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日曜日
(そろそろ来るかねぃ・・・)
そう思い屯所前に荷物を持って出る沖田
(おっ来た来た・・・ん?)
「おーい!!サドー!!」
元気よく走って来る神楽
「待ったアルカ?」
「いや、待ってねぇけど・・・あっあれ・・・なんで旦那達まで?」
「いやいや、すまんねぇ沖田君、俺は行きたくなかったんだけど新八がどうしてもって聞かなくてね」
「何言ってんすか銀さん、僕は一言もそんなこと言ってません」
「あれ?そうだっけ?まぁここまで来ちまったしな・・・しょうがねぇなぁ・・・」
「あんたが行きたいんでしょ?」
「んだ、コラ?行きたくて悪いか!?・・・あれ?沖田君?どうしたの・・・」
俯いて何かブツブツと言っている
「え?ごめん、怒ってる?」
はっとなり、顔を上げて、いつものようにへらっと笑う沖田
「なんでもありやせん、入場料は自分で払ってくだせぇよ、俺はチャイナの分しか払いませんからねぃ」
ニヤっと笑って沖田はスタスタと歩き始めた・・・
「あっ何もしかして2人で行きたかった?ごめんねぇ、邪魔しちゃって」
沖田にしか聞こえない様耳元で言う銀時
「ええ、ホント邪魔でさぁ」
沖田も銀時にしか聞こえない様にボソっと言い返す
やけに素直に認めた沖田に驚き言葉を閉ざす銀時
「沖田さん歩いて行くんですか?」
「えぇ、直ぐ近くですからねぃ」
そう言う沖田に黙って付いて行く万事屋
「ここですぜぃ」
「うを?スゲェアル!!でかいなー!!」
「こりゃ・・・数ヶ月前からなんかでけぇもん建ててるなぁと思ったら、プールだったのか」
「へぇ、僕も知りませんでした!!楽しみですね」

館内に入り金を払い、更衣室前で別れた神楽と男3人
水着に着替え神楽より先にプールの方へ男3人が来た
とりあえず神楽を待つことに・・・沖田は神楽がどんな水着なのか凄く楽しみにしている
「神楽が可愛いからって、あんまジロジロ見んなよ」
ニヤニヤしながら沖田に言う銀時
「さぁ、どうかねぃ・・・あんな貧相な体に目を奪われるとは思いませんがねぃ」
「そんな事言ってると驚かされちまうかもよ?」
「そうですかぃ?」
「ちょっと二人ともニヤニヤ見つめ合って・・・バカみたいですよ」
「ごめん!!待たせたアルカー!!」
水着に着替えた神楽が更衣室の方から走って来た
黄色に赤のチェックのビキニだ
「銀ちゃん可愛いアルカ!!パピーが送ってくれるお金で買ったネ!!」
「良いんじゃねぇの?ねっ沖田君?」
想像以上だったのか、驚いて言葉が出せない沖田
「おい、サド?どうした?」
沖田に寄って顔を見つめる神楽
「っ!!まっまぁまぁじゃっじゃねぇの?」
戸惑う沖田を見てこの上無い位ニヤニヤする銀時本当にアホにしか見えない・・・
「さっ!!遊ぼうヨ!!」
水の方へ走る神楽
ポンポンっと沖田の肩を意味有り気に叩き銀時も水の方へ
(うわぁ〜俺ヤバイ・・・可愛すぎるだろあれ・・・反則でさぁ・・・てか、着痩せするタイプだったんだねぃ・・・胸も結構・・・って俺何考えてんだ・・さぁ遊ぼ遊ぼ・・・)
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