小説 (銀魂関連)

□仕返しの仕返し 《如李》
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仕返しの仕返し 《如李》

あいつはイジワルネ・・・
だから今日は仕返ししてやるヨ・・・


「銀ちゃ!銀ちゃん!!!」
「んだ?今日はやけにベッタリじゃねぇか・・・・・んっ」
銀ちゃんが何かに気づいた・・・
「おぅ、こんな昼間っから何イチャついてんでぃ・・・」

くくくっ来た来た、予想道理アル
妬いてるアルカ?

「何ニヤニヤしてんでぃ?アホが余計とアホに見えるぜぃ・・・イチャつくのは構わねぇが、程々にな・・・」

アレ?そんだけカ?他に言う事無いアルか?何にも思わないアルカ?

「待てヨ!!」
「なんでぃ!?」

「・・・・・銀ちゃんとイチャついてて何も思わないアルカ!?」
「なんで俺がそんなこと、」
「なんでって・・・」
「お前が誰とイチャつこうと俺が知ったことじゃねぇでさぁ・・・」
怒りと恥ずかしさで、これ以上ないくらい顔が赤くなってしまう。
「お前なんて大っ嫌いヨ!!」
「おいっ!?神楽っ!!」

「なんでぃありゃぁ・・・勝手に怒って勝手に帰っちまった・・・」
「たくっ・・どいつもこいつも素直じゃねぇなぁ・・・なぁ?総一郎君?」
「総悟でさぁ・・つーか何のこと」
「バレバレだぜ?まぁ、神楽はバカだから気づいてないみたいだったけど・・・」
「なんのことですかぃ?」
「ホンット素直じゃねぇな・・・妬いただろ?」
「俺が?んなわけねぇだろい・・・ただなんかムカついただけでさぁ」
「ふ〜ん・・・でもまっ、あんな態度じゃあいつも悲しむぜ・・・好きなんだろ?」
顔を薄らと赤く染める沖田
「・・・・・旦那はどうなんでぃ」
「んあ?俺は居候だし・・・あえて言うなら、娘とか生徒とか・・・そんな感じにしか・・・」
「そうですかぃ・・・」
「安心しな、俺はロリコンでもポリゴンでもねぇし、あいつも俺のことは、歳の離れた兄とか、若い父ちゃんぐれぇーにしか思ってねぇから」
なにも言い返さず沖田は、さっき神楽が行った道を走って行った・・・
「青春だねぇ・・・」
夕日の光に消えていく沖田を、暖かな目で銀時は見送った・・・
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