小説 (銀魂関連)

□家族ごっこ 《如李》
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家族ごっこ 《如李》


「あ〜暇アルぅ〜」
「そだな〜」
いつもと同じでと言ってはあれだが、今日も万事屋は仕事がなく暇だった・・・

ピンポーン・・
「ん?誰か来たアル!!」
「僕出て来ますね・・・は〜い」
「やぁ新八君!!」
「あれ?桂さん・・何か用ですか?」
「いや、たまたま通りかかったのでな・・暇だったから寄ったのだ」
「まぁ、あがってって下さいよ」
「すまんな・・・」

「新八誰だぁ?」
「おう、銀時お邪魔するぞ」
「なんだよ、ヅラか・・・」
「ヅラじゃない桂だ・・・それになんだ、せっかく友が来てやったとゆうのにその態度は・・・」
「お前が来たところで何も良いことないんだよ」
「そうかならばお前は柏餅いらんのだな・・・さぁ、新八君、リーダーお茶にしよう・・・」
「ごめんなさい桂様!!」
「極端な奴だな全く・・・」

「はぁ〜食った食った・・・」
「銀ちゃん暇アル・・・」
「ヅラに遊んでもらえ」
「おいヅラ遊べよ」
「リーダー俺は、ヅラじゃ・・・まぁ良いか・・・何をして遊びたいのだ?」
考え込む神楽、だが直ぐ何か思いついた様だ
「!!ねぇ!やっぱ銀ちゃんも新八も定春も一緒に遊ぶネ!!」
「はぁ!?ヤダよ・・」
「あぁ?なんか言ったアルカ?」
ドカッ!!銀時の横を神楽の拳が通り壁に穴を開けた・・・
「・・・あっはい、分かりました・・・」
完璧な脅迫・・・そこまでして神楽は皆で何かやりたいようだ・・・
「えっと、神楽ちゃんなにして遊ぶの?」
「家族ごっこネ!!」
神楽が目を輝かせ言うのに対し、他の者はほけ〜としている。
「よく町の女の子達がやってるアル!!私やったことがないからやってみたいネ!!」
「んだ?そりゃ?」
「う〜ん詳しくは、分からないヨ・・・」
「ならできねぇじゃねぇか」
そんなぁとガッカリする神楽を見て新八が
「僕、知ってますよ。小さい頃は姉上と姉上の友達とよく遊んでましたから・・・簡単に言えば家族組織を友達どうしで作って、続柄になりきって遊ぶものです。」
「なんだそりゃ・・・そんな偽りのもの作って何が楽しいんだか・・・俺はやらねぇゼ」
「良いではないか銀時、たまには童心に返って遊ぶと言うのも」
「良いよ俺は・・・いつでも子供心は忘れてねぇからよ」
「つべこべ言うと、さっきお前の食べた柏餅代返してもらうぞ」
一瞬それは困るという顔をして、しょうがねぇなぁといった様子の銀時
「じゃ始めるネ!!・・・でも、5人家族じゃなんか物足りないネ・・・もっとテレビに出るぐらいの大家族が良いヨ!!」
「でも、他に誰を・・・姉上は今日は用事行ってるし・・・」
「下のババアと化け猫も二人で旅行だとよ・・・」
なんだかんだ言いつつやる気満々に悩む・・・
「やってくれそうな人、連れて来るネ!!」
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