小説 (銀魂関連)

□(★2)君がプレゼント 《如李》
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君がプレゼント 《如李》


「おーい!!サドー!!」
川原でいつもの様に昼寝をしていると、チャイナの声がして目が覚めた
あれから俺たちは、一緒に居る事が多くなった・・・
「相変わらず変なアイマスク使ってるアルナ・・・寝てないで見てヨ」
起き上がりアイマスクを外すと、いつもと違う髪形のチャイナが俺の前に立っている
「おっ・・・かわいいじゃん・・・どうしたんでさぁ」
「へへっ、そうアルカ♪姉御にやってもらったアル」
いつもの髪飾りを付けず、お団子から三つあみを下げ花の髪飾りを付けている。
「・・・おい、ちょっと来な」
「え?どこいくアルカ?」
「ふふっ・・・デートでさぁ」
軽く笑って、神楽の手を引き町へ向かう沖田
賑やかな町中へ入り、ある店の前で止まった
「好きなの選べよ・・・買ってあげまさぁ」
「え?・・・服?・・・別に良いヨ・・なんで急に?」
「遠慮するな、良いから選んでくだせぇ」
外から店を少し覗く神楽、結構値の張りそうな服ばかりが置いてある
「じゃっじゃぁ他の店にしようヨ」
沖田の手を引き歩こうとする神楽
「おい、あの服」
「え?」
沖田の指差す方に目をやる神楽
「・・・・・・あれにしましょうや」
そう言って、神楽の手を引き店内に入りその服をとる沖田
「うん、これオマエに絶対似合うでさぁ」
可愛らしいピンクのミニスカートのチャイナドレスだ、神楽は気に入って目を輝かせたが、それは一瞬だった
「・・・いっ良いよ・・・こんな可愛いの私似合わないヨ」
神楽は無理な苦笑いをした
「そんなことないでさぁ・・・じゃぁ、試着してみてくだせぇ」
「えっ・・・」
「ほら!!」
神楽の背中を押し試着室に連れて行く、しつこい沖田に負け試着室に入る神楽

「まだですかぃ?」
試着室の前で待つ沖田
「まっまだヨ・・・」
「開けていいですかぃ?」
「殺すアルヨ」
「冗談でさぁ」
・・・・・・・・がちゃ・・・
「おい、開けんなったダロ・・・まぁ着たから良いアルけど・・・」
「おっやっぱ良いじゃねぇかぃ!!」
「そうアルカ?」
「言っただろぃ、絶対似合うって・・・すいませーん!これくだせぇ」
「ちょ!!オマエ本当に買うアルカ?これ値段見たけど凄い高いアルヨ!?」
「だから、良いってんだろぃ?」
「あとで何かお返ししろって言っても出来ないアルヨ!?」
「オマエが一緒に居てくれるならそれで良いでさぁ」
!!!!!?  たんたんと言う沖田、その言葉に赤面して神楽は騒がなくなった
店員がこっちに寄って来た
「あのこれ着せたまま帰りたいんですけどいいですかぃ?」
「えぇ、構いませんよ ではレジの方で会計を・・・」
店員は神楽の着ている服から値札を取った
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