小説 (銀魂関連)

□君が好きだけど (3Z) 《如李》
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君が好きだけど (3Z) 《如李》


「おい、ジミー!!ここどうやってやるアルカ?」
「あぁ、ここはねまずかっこの中から計算して・・・」
「ふむふむ・・・」

神楽と山崎がまた一緒に居る・・・ここ最近毎日だ・・・
(ザキあいつは目障りだ・・・何考えてるか分からない・・・いつも天然装ってやがる)
そんなことを考えながら俺は放課後数人人が残っている教室で自分の席で憂さいで居た

「おぉ!!解けたアル!!サンキューザキ!!じゃぁなー」
「うん、また明日」
神楽が帰った・・・他の野郎も部活などに行くためどんどん教室を出て行く・・・
あとは、日直の仕事をしている山崎と俺だけ・・・
「沖田さんは部活行かないんですか?」
「・・・・・・・おい・・・・」
「はい?」
「てめぇ・・・あいつのこと好きだろぃ・・・」
「ははは、何言ってるんですか?僕は別に」
「猫かぶってんじゃねぇーよ!!」
「なんですか?急に・・・ビックリするじゃないですか・・・大声出さないで」
「それをやめろってんだぃ!!」
ビクッ
「・・・気付いてたんだ・・・さすがっ・・・・うん、そうかもね君がうかうかしてたら取っちゃうかも」
「おめぇなんか相手にしねぇよ、神楽は・・・」
「いや、分かんないよ?現にあの子は僕に頼ってるし」
「あいつは坂田が好きだろぃ・・・」
「ははっ、何言って・・・先生はただの憧れに過ぎないよ・・・良いかい?あの子は、自分を認めてくれる人を求めてる、僕はあの子を解ってるつもりだよ。 いや・・・解ってるよ。だからちゃんと受け止めてあげられる。」
「・・・てめぇなんかじゃ務まらねぇ・・・」
「沖田さん、僕をあんまり舐めないでよ。まぁでもそうやって見下して居ると良いさ」
沖田は何も言わずそこを立ち去った・・・
(ははっ、僕も意地悪だなぁ・・・てか、ここまで悪役にならなくても良かったかなぁ・・・まぁ、でもこれで面白くなりそうだ・・・)
「っても、沖田さんが本当に本当に真剣なら、神楽ちゃんは好きだけど譲ってあげても良いんだけどな・・・」
そんな事を呟きながら、山崎も教室をあとにした。

次の日
「おいサドー鉛筆忘れたネ・・・貸すヨロシ」
「なんでおめぇなんかに貸さなきゃならねぇんでさぁ、他に借りな・・・」
「・・・ホントケチアルナ、おまえに言ったのが間違いネ・・・ザキぃ鉛筆貸し・・」
「おい、なんでザキに!!」
「はっ!?てめー意味わかんねーんだヨ!!てめぇが貸さねぇから・・」
「神楽ちゃん授業中だよ・・・・ははっなんで沖田さんが怒るんだろうね・・・あれじゃヤキモチやきの彼氏みたいだね・・・別に彼氏って訳でもないのに」
山崎は、わざと沖田に聞こえる様に神楽に言った
「ザキ何言ってるネ・・・ただホントにケチなだけヨあいつは」
そう言った神楽は、どこか恥ずかしそうだった
「ねぇ神楽ちゃん・・・今日一緒に帰らない?」
微かにその声が沖田にも聞こえた
「おぉ、ラブラブですねぃお二人さん・・・」
「えぇ、羨ましいですか?」
「はっ?何が?ばっかじゃねぇーの?」
「ちょっ・・・二人ともどうしたアルカ?」
神楽が恐る恐る声を出す
「別になんでもないよ神楽ちゃん、で今日一緒に帰れるの?」
笑顔で聞く山崎
「えっ?あっうっうん」
「おいそこうるせーぞー・・・授業中だぞコラ」
坂田先生が3人に向かって注意したので、そこで会話は終わった
その後の休み時間は、山崎も神楽も席が近いから目が合ったりせぬようずっと沖田は、伏せていた
授業中も授業に集中したふりをし、二人をシャットアウトしていた。
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