小説 (銀魂関連)

□血
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「おぃ!!神楽!神楽!?大丈夫か!!?神楽ぁ!!」

「…そぅ…ご……」

「は…神楽…大丈夫か?」

「…大丈夫…」

「怪我は?」

「私…怪我…してないアル……そこの…奴ら総悟が…他の奴追って、居なくなった直ぐに…襲ってきた……私…血に…勝てなかった……また…やってしまったネ…」

「落ち着け!オマエは悪くねぇ!!…悪いのは!!悪いのは!!………っく…」

死んでちゃ仕返しも出来ねぇじゃねかょ……神楽に刀向けといて……くそっ……




──雨は強く…全てを洗い流すかの様に激しく降っているのに……僕らの体の帰り血は流れ落ちない…………それは僕らを戒めるかの様に…赤く…赤く…僕らにまとわりつく……僕らは…己を守った…ただそれだけなのに…………その血は…その必然さえも認めない…………血に飢えた…憎しみの塊に流れていた血……………
─────────────僕らは血と戦う───────────

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