小説 (銀魂関連)

□思われ人の願い 《如李》
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裏庭に来たがそこには人の姿はない・・・
「おい!!チャイナー!!!!!?どこでぃ!?!?はっ・・・・あそこか?!」
目に入ったのは、道具倉庫・・・
ガチャっ!!!
「くっ閉まってやがる・・・」
『-・-・-・-・-』
!!!!やっぱり中に誰かいるっ・・・戸を壊すしかねぇか・・・
「・・・・・・・・・・っりゃっ!!」
ドガァンッ!!!!!!!
「キャァっ!!!!!誰!?」
「それは、こっちのセリフでぃ・・・」
「あっ!!!!そっ総悟!!!」
「っ・・・人の名前を気安く・・・っ!!!!チャイナっ!!!!」
視界にチャイナの姿が・・・連れてかれたと聞いたときに、女子ごときにチャイナが捕まる訳がねぇとは思ったが、クロロホルムでも嗅がされたのだろう・・・倉庫の奥でチャイナはぐったりと横になり眠っていた
「おいっ!!チャイナ!!おいっ!!!・・・・・・・・・・てぇめら何のために・・・なんのためにこんなこと!!」
ダンっ!!!!
俺は、目の前にいた一人の肩を掴み壁に叩き付けた
「っ・・・ひっ・・・・ハっ・・ハァハァハァ・・ぐすっ・・・」
そいつは、泣き出しやがった・・・横にいた残りの2人を睨み付ける、すると片方が口を開いた
「っ・・そっ・沖田くんと神楽さんって付き合ってないよねぇ?」
「は?・・・今そんな事関係ねぇだろぃ!!」
「あるよ!!!私たちには関係ある!!!ねぇ!!どうなの!?!?」
「っ・・・・・付き合ってねぇよ・・・・で?それが、これにどう関係あるんでぃ?」
「・・・・わっ私・・・おっ沖田君が好きなの・・・でっでも、沖田君いつも神楽さんといて・・・貴羅も奈菜も気に食わないって同意してくれて・・・でも、付き合ってるならしょうがないなって思ったけど・・・・・・・・・・・っ付き合ってないなら話は別!!・・・ねぇ!!ちょっとは私たちのこと見てくれないかな?・・そんな沖田君の邪魔する子なんかほっとけば良いじゃない!!」
「へぇ・・・君俺のこと好きなんですかぃ?・・・・俺の邪魔する子ねぇ・・・そりゃぁアンタ等の方じゃねぇんですかぃ?」
「っ!!なっなにをっ・・・」
「俺がチャイナの下駄箱に手紙入れたのを見てて捨てたのおめぇ等だろぃ?・・・俺あん時気づかなくて、呼んだ場所にチャイナが来ねぇからスゲェ凹んだんですぜぃ?」
「だっだって・・・」
「へぇ、やっぱおめぇ等だったんですねぃ・・・じゃぁこっちは被害者って訳だ・・・じゃぁ容赦なく殴らせて頂きますぜぃ?俺は、女だろうが卑怯な奴は大っ嫌いなんでねぇ・・・」
俺が殴ろうとした瞬間微かに声が聞こえて拳を緩めた・・・
「っ痛っ!!」
振り向くとチャイナが目を覚ましていた
「・・・・だ・・・め・・・っ」
弱弱しく苦しそうに叫ぶチャイナ・・・
「・・私・・大丈夫だか・・ら・・その子達も反省・・してる・・ヨ・・・」
「だっ大丈夫か!?チャイナ!!」
「ごめんね・・・痛かったでしょ?・・・もうしないって約束するなら行って良いアルヨ・・・」
チャイナは、女達に優しく笑った・・・女たちはそそくさと倉庫を出て行った・・・
「迷惑かけてゴメンヨ・・・」
「・・・・・・・・・・・・・」
俺は、何も言わずチャイナを抱きかかえ倉庫を出た・・・
保健室へ行きベットにチャイナを寝かせ横のイスに腰をかける
「・・・・・ごめん・・俺のせいでこんなめに・・・ごめん・・・」
「総悟のせいじゃないネ・・・それに、何も考えず付いて行った私も馬鹿ネ・・・」
「・・・・・なぁ、チャイナ・・・もう隠さなくて良いんじゃないかぃ?」
「何をアルカ?」
「その・・・俺たちの関係を・・隠しても隠さなくても同じだと思うんでぃ・・・隠してない方が、俺も動き易いし、大っぴらにこういう事してくる奴もいなくなんだろぃ?」
「前にも言ったけど、私はどっちでも良いネ・・何されようが総悟への気持ちは変わらないヨ!・・・隠すって言ったのは総悟の方アル」
「あっあぁ・・・そっか・・ごめん・・じゃぁこれからは隠さないってことで・・・」
「うんっ!!」
あぁ、俺はなんて罪深いんだろう・・・こんなに俺を思ってくれる子を・・・こんな目に合わせて・・・もっと早く助けてあげれたら・・・・・・神様・・・次は、もっと早く・・・いや、次は事起きる前に彼女を守ります・・・だから・・・・だから、一生彼女を僕に守らせてください・・・・。
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