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□月くんが風邪をひいたようです
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「げほっげほぉッ」
「風邪ですか?」
*月くんが風邪をひいたようです*
「ずるっじゅるる〜
あぁ…僕の端正な鼻が真っ赤だよ…」
月は鼻の下をさすりながらいまいましそうに言った。
「大丈夫か月!!父さんが看病してやろう!!!」
「い、いやだ!」
―――ばみゅうううん
「ぶべらっ」
月の殺人つねりで、調子に乗っていた総一郎の頬は引きちぎれ、虫の息となった。
「インフルエンザかもしれませんよ
手を洗いなさい手を」
「かかってから洗ってもなぁ。ずるずる
ちょっと竜崎、ティッシュとって」
「月!父さんがとってやろう!!!」
「いやだ!!!」
―――ぎにゅ
「あがはッ」
月の必殺爪立てに、調子に乗った夜神総一郎は息絶えた。
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