短編劇場
□ルルーシュ初体験
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俺は今スザクの家に泊まりに来ている。
今日は付き合い出して五ヶ月記念らしくその祝いも兼ねてだ。そしてスザクが夕飯はオムライスがいいと言ったので只今調理中真っ只中…
「スザク、ケチャップを取ってくれ」
『はい、ルルーシュ』
「さんきゅ、もうすぐ出来るからな」
『うん、じゃあお皿の用意しとくね』
スザクのやつご馳走が食べたいとか言っといてオムライスか…まあスザクらしいが…
5分後――――――
「できたぞスザク!」
スザクがソファから降りて目を輝かせながら云う。
『ルルーシュの手料理が食べられるなんて僕は本当に幸せものだね』
この天然は…!そんな恥ずかしいことをぬけぬけと…
「そ、そうか…喜んでもらえて良かったよ」
自分でも頬が熱くなっていくのがわかる……スザクが気付きませんように!
『どうしたのルルーシュ?顔が紅いよ?熱でもあるんじゃ!』
こうゆう時は気が付くのかこの天然は!!!
スザクは俺の額に自らの額を当てた……羞恥に耐え切れなかった俺はスザクにずっつきをした。
「だ、大丈夫だ!そんなことより早く食べろ!!!」
『痛いよルルーシュ〜』
そんな子犬のような目をしてもダメだからな!
「いいから早く食べろ」
『…うん、いただきまーす!』
―――ぱくっっ
『美味しい!!!ホントに美味しいよ!これならいつお嫁にきても大丈夫だね☆』
「な!…ば、馬鹿なことを云うな!」
また頬が熱くなっていく…もう五ヶ月も一緒にいるというのにスザクにはペースを乱されっぱなしだ…
『また作ってねルルーシュ』
「ああ」
『後片付けは僕がやるからルルーシュは座っててよ』
「ああ、すまない」
スザクに促されソファに座りTVをつける。