∀小説
□拝啓父上様
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拝啓 父上様
お父さん、あなたが死んでから月日がだいぶたちました。
新ちゃんも大きな子に育ちました。
今は銀さんという方のところで真の侍について勉強しているようです。
そこには神楽ちゃんという私を慕ってくれる子もいるんですよ。
新ちゃんは銀さんのせいでやんちゃしてるようですが楽しく過ごしているようです。
さて私ですが今はおりょうという親友とスナック『すまいる』でバイトしています。
そのせいでゴリラにストーカーされたり、どちらが客にドンペリをいっぱい飲ませるかで争ったり、私を巡って男どもが争ったりで大変ですが楽しく過ごしています。
ところで父上は違う世界で仲の良い方は出来ましたか?
父上のことですからもう出来ましたよね。
そちらの世界で父上がいつまでも幸福であることを私はいつまでも願っています。
お妙
このお手紙が父上に届くかはわかりませんが私はいつものように幸せの青い鳥にこの手紙を運んでもらいます。
父上に幸福がありますように…
→後書き