∀小説


□貴方と私の生存理由
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貴方の生きる理由は私のため

私の生きる理由は貴方のため

だから私が死ねば貴方に生きる意味は無い

貴方が死ねば私に生きる意味は無い

一緒に道を歩いて行こう

……一緒に逝こ?

私は信じてたから…一緒に逝けるって思ってた

だからさ、私が奴に殺されたとき

骸も一緒に来てくれるって思ってた

でも来てくれなかった

だから私悲しかった

泣いて泣いて泣いて泣いて…

それで私、骸の事大っ嫌いになっちゃったんだ

ごめんね、ごめんね

貴方はさ、私を信じて

信じて信じて…

私を殺した人を倒しに行ってくれたね

ごめんね、ごめんね

そしてありがとう

でも貴方は負けてしまった

それですぐに私に会いにきてくれた

貴方は私を抱きしめて

「ごめんなさい」

って泣きそうな声で言ってくれたね

うれしかったよ

私は貴方に裏切られたって思ってたから

だから私はさ、罪悪感でいっぱいだったんだ

ごめんね、ごめんね

そしてありがとう

その後、二人で泣いて…

一緒にもう一度誓ったね

貴方が私と一緒にいるのは私のため

私が貴方と一緒にいるのは貴方のため

貴方と私、二人で一人

これはいつまでも変わらない

今も未来も来世もそのまた来世も…

ずっと一緒に居ましょうね?





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