BLEACH 〜死神たちのクリスマス〜
□二番隊のクリスマス
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24日
「はあ・・・」
二番隊隊長のソイフォンはらしくもなくため息をつく。
原因というのも最近、夜一に会っていないからである。
(こうも仕事が多くては、現世に行くことすらできん・・・)
そう。
このクリスマスの時期休みを取る平隊員(女性)が多いのだ。
(クリスマスなどと言って、浮かれよって馬鹿どもが。)
ソイフォンは再びため息をつき、机の上の書類に目を通す。
「久しぶりじゃの!ソイフォン。」
「よっ夜一様ぁッ!!?」
「なんじゃ、つれないのう・・・」
「え、えっとそのすみません?」
驚くのも無理はない。夜一は霊圧を消し、こっそりソイフォンへと近ずき後ろから声をかけたのだ。
「夜一様、本日はどうして・・・」
「ん?おーよく聞いてくれた、ソイフォン。
じつはの、現世ではクリスマスというのがはやっていての・・・
ほれ。」
そう言って夜一が投げたのは黒ねこのぬいぐるみ。
「みながソイフォンは黒猫が好きじゃと言っておったからの。」
夜一のことだが、本人が知らないのも無理はない。
「どうした、うれしくないか?」
突然のことのあっけにとられているソイフォンに夜一が言う。
「い、いえ!!!ありがとうございます!夜一様!!」
そういうとソイフォンが小声でつぶやいた。
『クリスマスバンザイ』