† 紅の月夜 †
□† 第1夜:黒主学園夜間部 †
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──貴女は、紅の姫として、……を護るの。
誰のものか分からない。思い出せない。そして、頭から離れない。
目の前に広がっているのは紅薔薇の海──……。
何が逢ったのか分からない──……。
何処からか流れる心地の良い音色……。
「あ……っ」
そっか始まるんだ──……。
忘れてた……。始まるんだ。
僕らの紅の遊戯が──……。
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