short
□小ネタ
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◎One For You
1、2、3で
頭の中で数を数える。7and8と数えたところで俺は目をつぶった。いくら数えたって、悩んだって、仕方がない。己の性格とは言え至極めんどくさい。
「白石、」
「ああ」
そういえば移動の時間やっけ、と他愛ない会話を謙也としながらクラスから出た。クラスから出ればこれまた頭の中でカウントが始まる。くせになっている。そろそろ直したい、なんてぼんやりと考えてた。
「お先、」
フッ、と横をすり抜けて行った君に俺のカウントは止まった。慌てて姿を目で追うももう君はそこにいない。苦虫をかみつぶしたかの様な感覚に襲われた。
「まーたあいつに抜かれたぁ!白石、先行くで!」
「おう‥‥」
謙也が急いで後を追い、俺はその場に一人になる。するとまたカウントが頭の中で始まるのだ。悩んだって仕方がないとはわかっているが、わかっているのにそんなのお構いなしにカウントは続く。
そういえばこのカウント、何のカウントやったっけ?
思い出すのも一手間かかりそうで断念した。きっと思い出した所でどうしようもないこと。またそれにうじうじと悩むぐらいなら、ならいっそこのまま――
カウントを続けたっていいじゃないか。
少し顔を歪め、俺は心の奥底で小さく小さく呟いた。
ばいばい、
そしてまたカウントは始まる。
1、2、3で
そう0が無いままに‥
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さっぱり意味がわからない(∵)←
とりあえずOne for you ?だっけ?を聞いてたら何だか白石で無性に書きなぐりたくなって書いてしまった。
久々にわんふぉーゆー見たけど、いつから諸星はあんなに上手くなったのーっていう独り言です。そろそろちゃんとした白石夢書きたいw