君ズキュ

ZQN..2
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ジャンプの連載作家なのだと、説明されていた。





ジャンプなんて兄のパシリで買うくらいのものだった。



二作同時連載。


漫画に詳しくない私にはそれがそんなにすごいことなのかも分からなかった。





ただ、彼は言った。




「漫画を描くのは大変じゃない」と


「漫画を描いているときが一番楽しい」と







個性的な髪型 自由な性格
私と年も少ししか変わらないのに夢中になれるものがある彼が私には輝いて見えた。






彼が最後に言っていた [アシロギムト] それが誰かわからなかった。興味もなかった。




ただ私は 兄の部屋に走っていた。
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