ショウセツ
□君の隣
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「おい、忍足!」
「なんや?跡部?」
なにが「なんや?」だ!
ふざけやがって
「あつい、はなせ」
「俺は暑くないで?」
「…暑苦しいっつってんだよ!いい加減はなしやがれっ!」
「ええ〜!そないなこと言わんといてやぁ〜」
こいつ…段々と欝陶しくなってきた…。
「はぁ…うぜぇ」(ボソッ)
「あっ跡部?」(ビクッ)
「暑いし、ベタベタするし、欝陶しいんだよ!わかったらいい加減はなせよっ!」
「…しゃあないなぁ〜俺は全然平気やのに…他でもない跡部の頼みやからな
」
別に頼んでねぇよ!命令してんだよ!
そもそもお前が原因だろうが!
てかハートがうぜぇ!
まあとにかく忍足が離れたことで少しは気が紛れたが、まだまだ暑い事には変わりはない。
怒鳴ったせいか喉も渇いた。
仕方ないので家主にねだる事にした。
「忍足、…喉渇いた」
「了解や。今、なんか冷たいもん持ってきたるわ」
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