恥
□キミの手
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「いや、ぜってぇそーでしょ!」
「そうかなー?」
「うん、ボキもそー思う 笑」
今日は一人暮らし用の剛兄の家で、ちょっとした飲み会が開かれ、目の前では剛兄と雄ちゃんとシオリが話してる
シオリは僕の彼女で、もともとは雄ちゃんの幼なじみ
数年前、偶然会った時に紹介してもらったのがきっかけで付き合い始めた
呑みはじめて数時間
三人はさっきから何やら言い合ってるみたいだけど、正直そんなことより気になることがあって…
「てかさ、お前髪型変えた?」
「うん、いつもより少しだけ短くしたの」
「いいなぁ、オイラも切りてー!」
「前髪、相当邪魔そうだもんね 笑」
そう、これ
また話が変わったとか、髪型がどうとか、そういうことじゃなくて
僕に引っ掛かるのは
シオリのボディタッチの多さ
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