ギアス

□新感覚
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05:新感覚



スザクが来たことでアーサーは逃げて行ったらしい。
助かった、そう思いながら自分がうけた仕打ちを思い出すと羞恥心でいっぱいになる。
うっ、猫ごときにイかされそうになるなんて…っ!
思わず涙が滲んだ。



しばらく肩で息をしながら呼吸を整えていると、スザクがまじまじと覗き込んできた。
さっきまで一人で、いった、やっぱ夢じゃない!とかごちゃごちゃ言っていたのに、
なんだ、獣姦の次は視姦か、どれだけ俺に惨めな思いをさせれば気がすむのだ。
俺が何かしたのか。いや、したのだけど。
認めたくなかったものまで認めてしまった俺は、すこし自暴自棄になりかけてきた。
するとスザクの手が迫ってきてふわりと包み込まれた。
そして持ち上げられる。
暖かい掌の温度が心地よかった。



「ルルーシュ…?」
「ん!」



しかしスザクはあろうことか指先で俺の胸をなでてきた。
敏感になっていた体にはそれはきつくて、俺はふるふると震えた。



「あ、動いた。人形…?にしてはよくできすぎているような…」
「う、あっ!」



俺の脚をつかんで広げさせる。
局部をさらした格好に俺は惨めで仕方なくなった。
だけど息があがってうまくしゃべれない。



「うーん…、人形かなあ…。
だってこれが本物のルルーシュってそんな僕の妄想でしかありえないから」



お前はそんな妄想をしていたのか!
思わず殴りたくなった。
だけど今の俺では、ゴジラに生身の人間が挑むようなものなのだろう。



「うわ、アーサーのよだれでぐちゃぐちゃだ」
「…っ!」



そう言ってスザクはなんと俺の股間をなでた。
前と後ろの蕾まで一気になでられて、いいようのない快感が全身を襲う。
頭が真っ白になって、いけないと思っているのに我慢できなかった。


「イッ…あ、やぁ!」
「え…」



スザクの掌に欲望をはきだしてしまった俺は、スザクの困惑する声をききながら、
この馬鹿め…っ、と心の中で嘲った。


To be continued.




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